倉庫業とはどのような職種か
倉庫業とは、その名の通り倉庫を運営して、生産と消費を結ぶ役割を担う職業のことです。倉庫業を営むには、倉庫業法で定められた倉庫の種類、基準をしっかりと満たした上で国土交通大臣の認定を受ける必要があります。最もポピュラーな倉庫業となっているのが、普通倉庫業です。これは農業や製造業などの倉庫を運営していくことを職務としています。また、冷蔵倉庫業とよばれるタイプの倉庫業もあり、こちらでは、食肉や冷凍食品などの一定温度以下で保管することが必要な物を冷蔵します。他にも水面で原木などを保管する倉庫業が人気です。
倉庫業に必要な倉庫の種類
倉庫業法で定められた倉庫の種類には、大きく分けて8つの倉庫があります。ポピュラーな建屋型の倉庫が多く該当するのが、1~3類倉庫です。これは主に機械製品から日用品までの非食物非冷蔵倉庫として運営します。1類に近づくほどグレードが高くなり、防火防湿設備などが義務付けられていきます。野積倉庫や水面倉庫、貯蔵槽倉庫ではそれぞれの形式で原木や穀物を保管することが可能です。また、防火防犯設備が必要となってきます。危険品倉庫では、その名の通り危険物を中心に保管することになります。そのため、倉庫業の中でもトップクラスに審査と基準が厳しく、所轄の消防署との連携も求められます。また、事故が発生した場合、消防法で罰せられるリスクもあります。冷蔵倉庫では、防火設備に加え、冷蔵設備などが必要となり、運輸局への申請が認可において肝要となります。
3PLとはサードパーティロジスティクスの略で、企業内の物流部門を別の企業に委託する業務形態を表しています。この形態を導入すると、自社の中核業務に専念出来るメリットがあります。